医療フィロソフィー【21-30】

21 有言実行でことにあたる
世の中ではよく、「不言実行」が美徳とされていますが、「有言実行」こそが素晴らしいのです。まず、自らが手を挙げて「これは自分がやります」と名乗りを挙げ、自分が中心になってやることを周囲に宣言してしまうのです。そう宣言することにより、まわりと自分にプレッシャーをかけ、自分自身を奮い立たせるとともに、自らを追い込んでいくことによって、目標達成がより確実となるのです。朝礼やミーテイングなど、あらゆる機会をとらえて進んで自分の考えを皆の前で明らかにすることにより、その言葉で自ら励ますとともに、実行のエネルギーとするのです。

22 成功するまで諦めない
成功するかしないかは その人の持っている熱意と執念に強く関わっています。何をやっても成功しない人には熱意と執念が欠けているのです。体裁のいい理由をつけ、自分を慰め、すぐに諦めてしまうのです。何かを成し遂げたいときには、決して諦めないことです。成功するには、目標達成に向けて粘って粘って最後まで諦めずやり抜くということが必要です。

23 動機善なりや、私心なかりしか
大きな夢を描き、それを実現しようとするとき「動機善なりや」ということを自らに問わなければなりません。自問自答して、自分の動機の善悪を判断するのです。善とは、普遍的に良きことであり、普遍的とは誰から見てもそうだということです。自分の利益や都合、格好などというものではなく、自他ともに、その動機が受け入れられるものでなければなりません。また、仕事を進めていくうえでは[私心なかりしか]という問いかけが必要です。自分の心、自己中心的な発想で仕事を進めていないかを点検しなければなりません。動機が善であり、私心がなければ、結果は問う必要はありません。必ず成功するのです。

24 土俵の真ん中で相撲をとる
「土俵の真ん中で相撲をとる」とは、常に土俵の真ん中を土俵際だと思って、一歩もひけないという気持ちで仕事にあたるということです。締め切りの何日も前に完成日を設定し、これを土俵際だと考えて渾身の力を振り絞ってその期日を守ろうとすることです。そうすれば、万一予想しないトラブルが発生しても、まだ土俵際までには余裕があるため、十分な対応が可能となるのです。このように、私たちは常に安全弁を置きながら、確実に仕事を進めていく必要があります。

25 本音でぶつかれ
責任を持って仕事をやり遂げていくためには、仕事に関係している人々が互いに気付いた欠点や問題点を遠慮なく指摘し合うことが必要です。物事を「なあなあ」で済まさずに、絶えず「何が正しいか」に基づいて本音で真剣に議論していかねばなりません。欠点や問題に気付いていながら、嫌われるのをおそれるあまり、それらを指摘せずに和を保とうとするのは大きな間違いです。ときに口角泡を飛ばしてでも、勇気をもってお互いの考えをぶつけあっていくことが大切です。こうした中から、本当の意味でお互いの信頼関係も生まれ、よりよい仕事が出来るのです。

26 素直な心をもつ
素直な心とは、自分自身のいたらなさを認め、そこから努力するという謙虚な姿勢のことです。とにかく能力のある人や気性の激しい人、我の強い人は往々にして人の意見を聞かず、たとえ聞いても反発するものです。しかし、本当に伸びる人は、素直な心を持って人の意見をよく聞き、常に反省し、自分自身を見つめることのできる人です。そうした素直な心でいると、その人の周囲にはやはり同じような心根を持った人が集まってきて、物事がうまく運んでいくものです。自分にとって耳の痛い言葉こそ、本当は自分を伸ばしてくれるものであると受け止める謙虚な姿勢が必要です。

27 常に謙虚であらねばならない
世の中が豊かになるにつれて、自己中心的な価値観を持ち、自己主張の強い人が増えてきたといわれています。しかし、このような考えではエゴとエゴの争いが生じ、チームワークを必要とする仕事などできるはずはありません。自分の能力やわずかな成功を鼻にかけ、傲慢不遜になるようなことがあると、周囲の人たちの協力が得られないばかりか、自分自身の成功の妨げにもなるのです。そこで集団のベクトルを合わせ、よい雰囲気を保ちながら最も高い能率で職場を運営するためには、常にみんながいるから自分が存在できるという認識のもとに、謙虚な姿勢をもち続けることが大切です。

28 常に明るく
どんな逆境にあっても、どんなに辛くても、常に明るい気持ちで理想を掲げ希望を持ちながら一生懸命生きるのです。人生は素晴らしく、希望に満ちています。常に「私にはすばらしい人生が開かれている」と思い続けることが大切です。決して不平不満を言ったり、暗くうっとうしい気持ちを持ったり、人を恨んだり、憎んだりしてはいけません。そういう思いを持つこと自体が人生を暗くするからです。非常に単純なことですが、自分の未来に希望をいだいて明るく積極的に行動していくことが、仕事や人生をよりよくするための第一条件なのです。

29 仲間のためにつくす
人の行いの中で最も美しく尊いものは人のために何かをしてあげるという行為です。人は普通、まず自分のことを第一に考えがちですが、実は誰でも人の役に立ち、喜ばれることを最高の幸せとする心を持っています。私たちは、仲間のためにつくすという同志としてのつながりをもってみんなのために努力を惜しんではいけません。

30 信頼関係を築く
お互いが感謝と誠意を持って心を通わせ、信頼関係の上にたって仕事を進めていくのです。コンパや様々な行事は、全員が心を開き、結びつきを強める機会として重要視されてきました。上司と部下の関係であっても、信頼関係のベースがあれば、お互い本音で言いたいことをはっきり言い合うことができます。それによって、問題点が誰の目にも明らかとなって仕事がスムーズに運んでいくのです。こうした信頼関係を築くためには、日頃からみんなの心の結びつきを作り上げるよう、お互いに努力することが必要です。
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